【猫の歴史と奇話から~】

最近、年齢のせいか?読書をする時間が増えました。蔵書をひっくり返しては読んでいます。

その中に【猫の歴史と奇話】平岩米吉著 という1992年初版の本の中に【朧月猫乃草子(おぼろづきねこのそうし)】という山東京山作、歌川国芳画とが天保から嘉永にかけて八年がかりで書いた擬人化した歌舞伎まがいの猫の物語りがあり、期せずして猫の習性や当時の猫の処遇等を知ることが出来ます。その一節に【猫の妙薬】が載っていました。

面白い所を抜粋してみました。

⭕猫にマタタビは皆人のしる所也
青魚、鯲(どじょう)は猫の人参なり

⭕硫黄と胡椒の粉を同じ目方にして、海苔にて丸め飲ますべし、何の病にも妙なり ~これを試さないでね(笑)

⭕猫の腰抜けになりたるには、しり尾と背中との間に灸をすべし、奇妙に足立つなり。

以上 求聞医録に見えたり。

著者に依ると最後の猫の尾に灸をすえる習慣は、既に正保 二年刊の俳書【毛吹草】の中に掲げられているから随分古くからあったらしいですね。

 

多分 このツボは百会(ひゃくえ)と腎兪(じんゆ)で有ろうと思われます。因みにクバミエは人間の鍼灸師の資格を持っています。お灸といわないまでもここを刺激する事は腎機能を活発にすると思われます。

 

タクヤも多聞に漏れず足腰が弱ってきて下肢がよろけます。 近々体力が回復した暁には試してみようと思います。その時には画像にしますね。~

なんだか古より希望の光が一筋見えて来ました。

温故知新は大切ですね(=^ェ^=)

 

ねんねこ家店主 クバミエ

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